壁の素材から見るWiMAXの電波を通しやすい場所を簡単に解説

忙し人の為の結論

簡単な結論
  • コンクリートの壁などに囲まれた空間は電波が弱くなりやすい
  • ガラスに囲まれた空間は電波が通りやすい
  • 電子レンジや冷蔵庫などWiMAXと同じ周波数を使用する場所の近くは弱くなりやすい
 
これらを踏まえて場所を選択すれば電波は良好になると思うよ!詳しくは下で解説するよ!

 

WiMAXを使用している方もこれから使用しようと思っている方も電波について、一度は考えた事があるのではないでしょうか?なんか地下は通りづらいのは直感で分かるけど、外出先でどうなるのか知っておきたい。

そんな人達の為に上記の結論にいたる理由を「げっここWiMAXの電波入らないのか・・・」という失敗を散々してきた元NTT社員WiMAXフリークの私が短めに解説したいと思います!

 

電波や壁(物質)について(超ざっくり)

電波についてまず最低限しっておかないと下の理屈をみてもよくわからないと思いますので、ざっくり電波について覚えておいてください。といっても厳密に学ぼうとするとかなりの時間がかかると思いますのでこんな感じで大丈夫です。

  • 電波は電子くんを一定数動かす力を持った波
  • 電波は電子くんが同時にいっぱい動くと放出される

つまり電子くんが大量に動けば、電波が発射されて、電波が届いた先にいる別の電子くん達が、電波の強さ分だけ強制労働させられるといった具合です。電子くん可哀そうですね。

また、電波は一定数の電子くんを動かすとその力を失ってしまいます。つまり電波が通っているというのは、まだ電子くんを動かす余力のある状態という事なのです。

そして壁となる物質についても見ておきます。

  • 物質には電子くんがいっぱいいる
  • 木材やガラス(非金属)は電子くんの席ががっちり決まっているから動けない
  • 金属は電子くんの席がきまっていないから自由に動き回っている(自由電子)

物質という物の中には電子くんがうじゃうじゃいるんですが、木クラスとかガラスクラスとかの中の電子くんは席ががっちり決められています。そしてそれは鬼教師に常に見張られているので絶対に動くことはできません。やんちゃなんて出来やしません。

かたや金属クラスの電子くん達はまったく席が決まっていません。もういっつも動き回っています。わんぱく電子くんたちです。自由でいいですね。(自由電子)

それではものすごく賢くなったところで先に進みたいと思います。

これぐらい楽勝ッピ
実際大事なところはもう抑えたも同然だよ!

 

コンクリートは電波を通しにくい

この事実を聞いたことがある人はそこそこいるのではないでしょうか?実はこれはあっているようで間違っています。説明が足りていないせいで勘違いしてしまうような言い方になってしまっているのです。

 

コンクリート自体は電波を通す

実はコンクリートそのものは電波を通します。先ほど覚えた知識によるとコンクリートは金属ではない物質なので、中に電子くんがたくさんいますが全員席ががっちり決まっていて動くことができません。

そこに電波がやってきたらどうなるでしょうか?電波は一定数の電子くんを動かす事ができる波であり、電子くんを一定数動かし終わると消えてしまう性質をもっていました。

コンクリートにたどり着いた電波はコンクリ内の電子くんを動かそうとしても席ががっちりきまっているため動かす事ができません。つまり電波が動かす事の出来る電子くんのカウントは変わらない為電波が消滅することはありません。

なので電波は変わらず通っていくことが出来るのです。(実際は様々な要素で少し減衰します)え?俺たち人間は壁を通り抜けられないのになんで通り抜けるの?ということを思うかもしれませんがざっくり言うと電波はものすごく小さいので電波から見たら壁なんてスカスカなんです。

 

コンクリが電波を通しにくいと言われる真の理由は中身にあり

コンクリは電波を通すと先ほどいいましたが、実際コンクリで出来た建物の中に入って電波強度を確認してみるとやっぱり外よりも下がるのを観測できるかと思います。

どっちだッピ!!

コンクリは電波を通す、コンクリの建物の中は電波を受けづらい。矛盾しているように見えますが真犯人の仕業です。それはコンクリートの中の鉄筋です。

もともとコンクリートだけでは地震などが来た際にすぐぶっ壊れてしまうぐらいの強度です。ですが骨組みとなる鉄筋をいれることで大きく強度をアップさせることが出来るのです。我々人間も骨がなければ、強度は格段に落ちてしまうでしょう。

分かる方はピンときたかもしれませんが、鉄筋は金属です。金属の中の電子くんは遊びたい放題でした。これに電波が当たった場合はどうなるでしょうか。

思った通り電波が来た時点で鉄筋の表面の電子くんは思いっきり電波の思うがままに遊びまくります。すると電波は一定数の電子くんを動かすと消えるので、なくなってしまいます。

もっと詳しく言うと、複数の電子くんが動くのでまた新たな電波が発生する反射という現象がおこります。反射といっていますが実は電波がそのままはね返っているいるのではなく電波のクローンを再び発生させていますが。

このように金属に当たると電子くんと遊びまくってしまい、電波はなくなったり反射してしまったりするので、通り抜ける事ができません。

これがコンクリートが電波を通しにくいといわれる真の理由なのです。総務省の電波に関する資料においてもコンクリート自体は電波を通すように扱われています。

参考:総務省HPコラムvol.28 電波ってなに? 第4回

コンクリートの中の鉄筋は隙間があるから少しは通るけれど、金属の壁だったらほとんど電波は通る事が出来ないよ

 

ガラスは電波を通す

それではガラスで考えてみましょう。実はすでに似たような事を考え終わっています。そうですコンクリート(非金属)と同じことを考えればそれで終わりです。

ガラスは金属ではないので、 電子くんの席ががっちり決まっています。そこに電波がたどり着いてもクソ真面目な電子くんと遊ぶ事は出来ません。電波ちゃんは悲しいのですが素通りします。

説明終わりです。

同じ理由で木材や、プラスチックなども電波を通します。

つまり電波を通すか通さないかのざっくりした目安は「金属であるかないか」ということなのですね。(厳密にいうと自由電子があるかないか

 

打って変わって電子レンジの話

最初の結論ではもう一つ話がありました。電子レンジの付近では電波が通りづらいというやつです。これを理解する為に、ここで少し新しい知識を入れましょう。電波ちゃんと電子くんが遊んでしまう(電波が自由電子に作用する)と言いましたが実は相性(周波数)が良いもの同士で遊んでいます。

物質には電子くんがそれはもう大量にいて、全ての性格の電子くんが網羅されている為気にする必要はなかったのですが、実は性格が一致した電波ちゃんと電子くんが遊んでいたのです。

  • 性格が一致する電波ちゃんと電子くんが遊んでいる
  • 性格が一致する電波ちゃん同士も遊びがち

それを踏まえて電子レンジさんのお話。

 

電子レンジはものすごい強い電波を出しまくっている

電子レンジさんは物を熱くさせる性質がある事はご存知の通りですが、これはものすごい強い電波で電子くんを振動させまくる事で実現されています。(水分子を振動させまくっている)

超強い電波なのでしっかり人体が受けたらヤバい事になるのですが、基本的に電子レンジさんは金属などの電波吸収減衰装置で覆われているため外にでるころには無害な強さになっています。

 

無害になったものは垂れ流し

しかし外に電波が出るには出るのです。この電子レンジに使われている電波の性格が、我々が使用するWiMAXやWi-Fiの電波ちゃんの性格と一致している事が多い。

先ほど言った通り同じ性格(周波数)の電波ちゃん同士は遊んでしまう(干渉する)性質を持っています。性格が合えば仲良くなるのは当たり前ですね。このせいで物質にたどり着く前にすでに電波ちゃんは遊び疲れて力が弱まってしまうのです。

このため電子レンジ(冷蔵庫でも同じ現象が起きる)の近くでWiMAXをつかおうとすると電波が弱まってしまいます。

 

最後にもう一度まとめ

一応少し詳しい版として出てきた知識をもう一度まとめておきたいと思います。

まとめ2
  • コンクリが電気を通しにくい理由は、コンクリの中の金属(鉄筋)が電波を吸収反射してしまうから
  • ガラス等の非金属は自由電子をもっていないので電波に影響を及ぼさない
  • 同じ周波数の電波が鉢合わせると干渉してしまい強度が落ちる

これらの理由から日頃使用するWiMAXの使用可能性を見れるようにしておくと便利かもしれません。

(ガラス等は電波に影響を及ぼさないと言っても程度問題であり、ものすごく分厚い分厚いものであれば少しは電波を阻害する力を持っていますので威力は減衰します。)

僕とふーさんは周波数が合ってるッピ!
そうだね、でもあんまり深く干渉しちゃだめだよ
(なんか冷たいッピ・・)