カシモWiMAXは圏外が多かったりするの?元NTT社員が語るプロバイダーは関係ないWiMAXの電波事情

忙しい人のためのまとめ

まとめ
  • WiMAXの電波対応エリアはプロバイダーによって変わらない
  • カシモWiMAXは比較的新しいプロバイダーだが電波強度に差は存在しない
  • 電波の入る場所に移動するか、緊急時であればハイスピードプラスエリアを利用するべし
 
詳しくは下でみていくよ!

カシモWiMAXを利用している人もこれから利用を考えているもモバイル通信端末に関する事で「圏外」については少し気になるものがあるのじゃないでしょうか?

今回は圏外について何故上記の結論になったかをザーっと書いてみたいと思います。

ちなみに建物の素材的ないみで圏外のなりやすさだとこちらの記事が参考になるかと思うのでお時間があればどうぞ。

壁の素材から見るWiMAXの電波を通しやすい場所を簡単に解説

 

そもそもWiMAXの電波は、どのプロバイダーも同じものを使用している

こちらは他のページを見て下さっている人ならもう知っているかもしれませんが、重要な事実なので説明したいと思います。

例えばiphoneをWiMAXにつなげていると通信の経路としては「インターネット⇒WiMAXの通信基地局⇒電波⇒W05等のWiMAXルーター⇒電波⇒iphoneなどの通信端末」と繋がっていると言えます。

なんか携帯キャリアのように考えると、この経路にある“WiMAXの通信基地局”というものが、とくとくBBならとくとくBBが、カシモWiMAXならカシモWiMAXが用意しているものと思ってしまいがちですが実は違っています。

全て「UQコミュニケーションズ社」が用意しています。

UQのロゴ

各プロバイダーはUQコミュニケーションズ社から通信設備をレンタルしユーザーに届ける小売り業のような役割を担っているのです。

このような会社の関係製であるそれぞれの会社をさす言葉は有名で、実際に回線を持っている「UQコミュニケーションズ社」のことをMVO(Mobile Network Operator)、「カシモWiMAX」のように回線を借りて販売している所をMVNO(Mobile Virtual Network Operator)と言います。

聞いた事があるのではないでしょうか?

電波の有効エリアをつかさどっている設備はUQコミュニケーションズ社が運営している設備であるため、WiMAXの通信エリアはどのプロバイダーであっても同じ範囲となるわけです。

めずらしく簡単ッピね!

 

とか言っても通信速度では忖度や贔屓があるんじゃないの?

ないです。簡単に言うと「国との約束があるから」という事になるのですが、さすがに皆様の知的好奇心が許してくれそうも無い気がするので、もう少し具体的に説明します。

ちょっと昔の話になりますがWiMAXが通信設備を立てたのは2000年代後半、この頃は携帯電話の業界にて通信設備を作った会社が独占的にひたすら儲けているという事がちょくちょく問題になっていました。設備をもっているところと持っていないところじゃ差がありすぎて競争原理が働かない為です。

しかしみんながみんな好き勝手に通信設備を作っていたら国の電波は“えらいこっちゃ状態”になってしまいます。(電波も周波数の干渉等の問題が有り、無限に飛ばせるわけではないのです)

そこで設備を作る際は条件をいくつかつけて、それをクリアしたものだけがようやく通信設備を作れるような免許制にしました。その条件の中には競争原理を働かせるための施策も盛り込まれています。

その時の政府の方針がしっかり残っているので一応貼っておきます。

「二・五GHz帯の周波数を使用する特定基地局の開設に関する指針」

資料を辿ると“本開設指針に基づく開設計画の認定を受けていない電気通信事業者による無線設備の利用を促進するための計画を有すること。”という記述があり、要するに施設持ってない人が「施設使わせてー」って言ってきたらちゃんと貸してあげられるようにしといてねという条件です。

この条件を満たさない限りは二・五GHz帯の周波数を使用する特定基地局を作る許可が下りなかった為、UQコミュニケーションズ社はこれを満たす設備を導入しているのです。

この事に関してはこちら(複数のプロバイダに回線を開放する理由)の記事にてさらに詳しく書いてありますので気になる方はご覧くださいませ。

やっぱり難しくなったッピ・・・

ちょっと話がずれましたが、要するに

政府「贔屓する事なく、みんなに施設使わせてあげるんだぞ!約束な?」
UQ「おっけー!」

となっている為、どのプロバイダーを選んでも通信カバーエリアや通信速度が変わらず提供されるという事です。なのでカシモWiMAXが新しいプロバイダーだからと言って差別されて圏外になりやすかったりするする事はあり得ません。

 

実際のカバーエリアは公式HPで見れる(圏外地域を探せる)

実際自分達が使う場所がどれぐらいカバーされているかはUQが調べる方法をHPに公開してくれています。

サービスエリアマップ

サービスエリアマップ

ちょっと東京は真っ赤なので参考になりませんが、地方のカバー範囲を見る時に非常に役立つので是非一度確認してみて下さい。

上のタブを切り替えてピンポイントエリア判定にすれば、地名からも検索することができます。この判定結果を保証の審査に入れているプロバイダーもあるので結構信用できるものとなっているかなと思います。

ピンポイントエリア判定

適当にクリックしてみた秋田県のとある場所は△でしたね(笑)最近は都心だとほぼ「〇」ばかりです。

 

圏外になったら移動!緊急時ならばハイスピードプラスエリアモード

都心だと地下鉄も大分対応してきていますが、地下や奥まったビルの中などはまだ電波が弱く圏外になる可能性があります。ガラスは電波を通しやすいので窓際に行ってみるなどすると入るかもしれないのでやってみてください。

また、WiMAXにはKDDIがだしているLTEの電波をつかって通信する機能も装備されています。ハイスピードプラスエリアモードというやつです。

これを使った月は月額料金に1,005円プラスされてしまうのであまりオススメはしませんが、登山でWiMAX電波の届かない山に行ったときの緊急時などにはこれを使う事をオススメします。(LTEの電波も入っていない場合はお手上げですが・・・)

使い方は大体同じで端末から操作するだけです。写真はW05です。

通信モード設定を選ぶ

通信モード設定から

ハイスピードプラスエリアを選ぶ

ハイスピードプラスエリアモードを選択するだけです。これでLTEの電波を使用することができるようになるので覚えておきましょう。

 

最後に

カシモWiMAXはそのシンプルさや安さから、何か裏があるのではと勘ぐってしまう事もあるかもしれませんが大元の会社であるUQコミュニケーションズ社自体が設備を提供していて、それを政府が見張っているので不正のしようがない状態です。

そして近年WiMAX自体の電波はかなりエリアを伸ばしていて主要都市なら地下鉄でも使用できるほどです。

私もほぼ毎日通信速度記録をつけていますのでそちらも是非参照してみてください。公式にも特別なエリアが追加された際はアナウンスがあるようです。

本日のカシモWiMAX(18年4月版)
ここで使える!

なんかよく分からんけど繋がればいいッピ!
契約者数も増えているしWiMAXの未来は明るいんだよ